1. ホーム
  2. 勉強の悩み(親向け)
  3. ≫子供が勉強しなくてイライラ。ストレス溜まる!解決策は?

子供が勉強しなくてイライラ。ストレス溜まる!解決策は?

子供が勉強しない!これは、お母さんたちから受ける相談案件の中で、一番多い案件です。

「勉強しなさい」というのにも疲れてきてしまいますよね。

勉強しないお子さんの解決策や、保護者の方ができること(イライラ対策など)についてまとめました。

でも、それを読む前にこちらをお読みください。『実は勉強している子』の場合もあります。

実は勉強している子の見分け方

家庭学習はしていないけれど、学校の成績は良い

これは、「実は勉強している」パターンです。

小学校の場合、授業時間は1日正味4時間~5時間。その間、お子さんはずっと机に座って授業を聞いています。

お子さんにしてみれば、その授業中に理解できることを、どうして家でもう一度やらなければならないの?ということだと思います。

お子さんの中には、授業時間だけを集中して聞くことで、その時間内で理解して習得してしまうタイプのお子さんもいらっしゃいます。

ですから、家で机に向かっていないかもしれませんが学校のテストではよい成績を取ってくるはずです。

このタイプのお子さんは放っておいて大丈夫です。

勉強していないのではなく、「勉強する必要を感じていない」のです。

こういうお子さんは、学年が進んで難しい単元にぶつかった時、勉強し始めるお子さんが多いです。

こういうお子さんには「勉強しなさい」と言っても無駄なので、「頑張って授業受けてきてね!」という声掛けのほうが何倍もよい効果を生むことでしょう。

ほかに打ち込んでいることがあり、勉強どころではない

勉強以外のジャンルのことでプロを目指しているために日々努力しているお子さんも、「勉強しなさい」としかる必要はありません。

子供はオールラウンドに物事をこなすようにはできていませんので、勉強以外のジャンルも、勉強も、と共生した場合、どちらもつぶれてしまう可能性が大です。

プロを目指すには、集中して1万時間以上取り組まねばならないという統計があります。

お子さんは、勉強をしないのではなく、勉強をする余裕がないのかもしれません。

まだまだ育ち盛りの年代の場合、家で取らなければならないのは勉強時間ではなく、睡眠時間です。

ですので、家で掛けてあげる言葉かけとしては、「勉強しなさい!」よりも、「学校の授業で全部覚えてきてね!」が正しいです。

この2タイプのお子さんについては、「勉強しなさい」という声掛け自体が不要です。

家で勉強せず。
他に打ち込んでいることもなく。
学校の成績も低下の一途をたどっていて、
しかも勉強しようというそぶりも見せない。

というお子さんの保護者の方だけ、次を読んでくださればと思います。

勉強しない子のタイプ

勉強しないこと言うのは、だいたい4タイプに分けられると思います。

授業がわからない

学校では4~5時間、授業を受けます。

授業内容が理解できる子には全く苦痛ではありませんが、授業がわからない子にとって、この時間は苦痛以外の何物でもありません。

苦痛だと感じた場合でも、学校では椅子に座っていなければならないため、家に帰ってくることにはどっと疲れているはずです。

そのため、家に帰ってまで「勉強しなさい!」と言われると、逆ギレに近い形で大きな声を出したりするお子さんが多いようです。

また、女子に多いのですが、「勉強しているのにわからないから嫌になってしまった」というタイプのお子さんには注意が必要です。

このタイプのお子さんには「勉強すればできるようになる」などの声掛けは厳禁です。

勉強すればできるようになるなら、勉強しているのにできない自分はなんだ?と、無駄な自己劣等感にさいなまれることになってしまいます。

勉強している様子があるお子さんには、たとえ学校の点数が悪かったとしても「勉強しなさい」「勉強すればできるようになる」などの声掛けはしない方が無難です。

このタイプのお子さんは、授業でわからないところがわかれば解決することが多いです。

それどころか、一度「わかった!」という喜びを知ると、連鎖的に「勉強しようかな」といううっすらとしたやる気が出てきますので、解決はあまり難しいことではありません。

興味の範囲が狭い

お子さんの興味の範囲は偏ってはいませんか?

例えば算数なら、確率の部分はひどく熱心に勉強しますが、図形やグラフの問題に関しては無関心、などです。

社会も、地理の分野は熱心にやりますが歴史の分野はさっぱり、など。

興味の範囲が狭いがゆえに勉強したくないと思っているお子さんは実は非常に多いです。

その教科、分野に対しての面白さを感じないと勉強しない、やる気優先タイプです。

勉強をバカにしている

これはお子さんのせいというよりも環境のせいなのですが、お子さんの周りに勉強をバカにしている大人はいませんか?

「勉強したっていいことは何もない」
「勉強だけできるやつは馬鹿だ、使い物にならない」

など、勉強することに対して否定的なコメントを受け取ってしまっている場合にはお子さんは勉強しません。

注意したいのは、「勉強だけできるやつは馬鹿だ、使い物にならない」という表現です。

このフレーズは、実はよく聞くフレーズなのです。

私たち大人がそれを使うとき、

「勉強だけできるやつ(=勉強はできるけれど、それ以外の社会的な振る舞いにおいてダメな人)は馬鹿だ」という意味で使いますよね。

ですが、お子さんはそんな細かいところを受け取れないので、その文章は「勉強ができるやつ=バカ」という否定的な印象としてとらえてしまうのです。

こういうメッセージを受け取っているお子さんは勉強しません。

勉強すると「バカ」になり、「使い物にならな」くなり、「いいことは何もない」になってしまうからです。

ほかに神経を使うことがある

学校での人間関係はどうでしょうか。先生と、友達との関係はうまくいっていますか?

そこがうまくいかないと、修復したり考えたりする作業のために子供の脳のリソース(空き)は埋まってしまいます。

学校で疲弊してしまいますので、家ではひたすら眠りたかったり、本を読む、テレビを見るなど何か他のことに没頭してしまいたくなります。

ただ「勉強をしない」というにもいろいろなタイプがありますので、まずお子さんがどのタイプかを知りましょう。

そのうえで、解決策を考えるべきです。

勉強しないお子さんの解決策

勉強がわからなくて嫌になっているお子さんの解決策

このタイプのお子さんは、ぜひノートを見てみてください。

一番苦手な教科のノートがいいでしょう。

そのノートが、ある時から全然書いていない状態、書いてあっても投げやりな字で書いてある状態があった場合は、お子さんはこのタイプの「勉強しない子」だと思います。

そして、ノートの記録が切れているところ、そこがお子さんの「勉強が嫌になってしまった境目」です。

解決する場合は、ほかのノートも観察したうえで、一番傷が浅い(わからなくなったのが直近の)教科から学びなおしを始めましょう。

「しなさい」よりも、「一緒にやろうよ」のほうが効果的です。

なぜ直近のものから始めるかというと、その方が授業に追い付きやすいからです。

授業に追いつかないことには、学校の授業は苦痛でしかありません。

ですので、授業に追いつくために一番途切れている期間が短いものを選びます。

「苦痛」という状態を早く減らしてあげるのです。

1科目追いついて、学校の授業が苦痛でなくなってきたら、2科目目、3科目目…と広げていきます。

この際、さかのぼるのは1年では済まないかもしれません。

もしかしたら小学校の最初のほうで面白くなくなってしまっている可能性もあります。

学びなおしの教材としては、何年も前までさかのぼれるタイプのものが良いでしょう。

興味の範囲が偏っているお子さんの解決策

まず、その興味がどこにあるかを観察してください。

そうしたら、その興味のある科目をどんどん徹底的に伸ばすことをおすすめします。

1つの科目で自信がつけば、子どもはほかの科目でも得意な分野を探し始めます。

教科はどこかで必ずつながっています。

1つの科目ができるようになると、ほかの科目もできるようになるのが普通ですので、小学生のうちは安心して1つを深めさせて大丈夫です。

興味の範囲が偏っているお子さんで、そのままにしておくと一番よくないのが、「深めさせないで広げようとする」です。

お子さんの得意分野がなくなってしまうことにもなりますので、ただ広げようとすることはお避け下さい。

勉強をバカにしているメッセージを受け取ってしまっているお子さんの解決策

親が言ってしまっている場合は、すぐにやめましょう。

この場合、勉強を嫌いにしてしまっているのは親です。

勉強に対して肯定的なメッセージを送ってあげてください。

勉強ができる人をバカにしてはいけませんし、先生をバカにしてもいけません。

お子さんは小さければ小さいほど、親がばかにする人のいうことは聞きません。

何年か送り続けてしまったメッセージなら、しみ込んでしまっているかもしれません。

すぐには意識は変わりませんので、根気よく言い続けてください。

ほかに神経を使ってしまっているお子さんの解決策

まず、神経をすり減らしている原因を知ることが大切です。

お子さんと話をしてみてください。

また、お友達の親御さん経由で話を聞いてもいいかもしれません。

小学校低学年の場合は、うまく言語化できないこともあります。

根気よく原因を聞きだしたあとは、その原因を取り除くことに注意を向けましょう。

気にかかることが減り、余裕が出てくると、放課後の余力も残ります。

余力があって初めて勉強はする気になるので、まず勉強ができる気持ちの余裕を確保することをおすすめします。

保護者の方ができること

勉強しなさい!とお子さんに言うには、親御さんも心の余裕がなくてはいけません。

カリカリして「勉強しなさい!」という言い方では、「勉強とは、何かとても恐ろしく、何かとても一生懸命になってやらなければいけないものだ」という恐怖心が先に立ってしまうかもしれません。

勉強は元来楽しいものです。

そのためには、お子さんに「勉強したら?」と伝える保護者の方に余裕があったほうが伝わりやすいのです。

保護者の方も、お子さんも、勉強しなさい、という前にはおなかと心をいっぱいにしておきましょう。

特に保護者の方は仕事で疲れていたりすると、必要以上にお子さんに圧をかけてしまいます。

専業主婦(夫)の方だったら、お子さんが返ってくるまでにはリラックスタイムが取れるとよいですね。

ひとりでカフェに行ってみたりするのもおすすめです。

お仕事をしている方なら、ちょっと15分仕事帰りに息抜きをしてみてはいかがでしょうか。

すてきな雰囲気のお店、ファミレス、どこでもいいのでおなかを満たしてから家に帰るのです。

忙しい、そんなことできない!と思う方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、騙されたと思って一度やってみてください。

自分が楽しいことをしてきたという感情は、きっとお子さんに良い影響と余裕をもたらします。

そして、「宿題はやらなくても構わない!」「勉強はやらなくても構わない!」とときどき一人の時に口に出してみることをおすすめします。

世の中、困ったことなどそうそう起きません。

困った気分になることは起きることがありますが、それは見方を変えれば「困らないこと」になることがほとんどです。

そのくらいの気持ちでお子さんのペースに付き合っていきましょう。

勉強しなさい、に逆ギレするお子さんには?

勉強しなさい、という声掛けに暴れるお子さんがいた場合は少々注意が必要かもしれません。2つの原因が考えられます。

罪悪感

1つ目の原因は「罪悪感」です。

普通の感覚のお子さんは、自分が勉強ができないことを親が悲しんでいれば罪悪感を持ちます。

悪いなと思っていても、どうすることもできないので取り乱し、言い返す言葉もできなくて「キレる」という拒否反応を起こしてしまうのです。

開き直ったような態度を見せることもあります。

こういうタイプのお子さんには「勉強しなさい」ではなく、「一緒にやろう」という声掛けが有効です。

パニック

もう1つは、パニックです。

勉強しなさい、と言われているのにどうしたらよいかわからずにパニックになってしまうタイプのお子さんには注意が必要です。

パニックとは、自分の感情がコントロールできなくなって暴れてしまう状態のことです。

ものに当たったり、壊したりという破壊行動を伴うこともあります。

パニックになっているときは、周りの大人も大変だと思いますが、一番大変なのは制御できない気持ちに翻弄されている本人です。

ぜひ学校のスクールカウンセラーに協力を仰ぐなど専門家の手を借り、早めの対応をすることをおすすめします。

この記事が参考になりましたら、シェアをお願いします。