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小学生におすすめの国語問題集10選まとめ

国語は分野が多岐にわたるので問題集を選びにくい、という意見をよく聞きます。

確かに、漢字、文法、読解(しかも小説、論説など)、作文…とさまざまにわたる分野があります。

そして、それらすべてを網羅していて良質、という問題集は私の知る限りありません。

演習としての問題集(テスト形式になっていてすべての範囲を網羅しているもの)ならあります。

ですが、それでは弱点を克服することができないのです。

苦手な範囲をつぶすことに着目して、漢字、読解、1ランク上の読解力に絞って10冊選んでみました。

漢字のトレーニングにおすすめ!

日本一楽しい漢字ドリル うんこかん字ドリル

※各学年あります

漢字はつまらないという印象があるのを、下ネタを交えることで漢字好きにしようというドリルです。

小学校低学年男子に絶対的な人気があるようです。

1ページ当たりの問題数は少なめなので、初めてドリルに取り組むお子さんも「もう終わった!」という達成感を得やすいのがポイントです。

お題についてひとつひとつ説明文がありますが、それも子どもが大好きな下品なテイスト満載で、笑いながら取り組む子が多いようです。

ひたすらうんこに関する例文が続くので、飽きっぽい子や下品なノリについていけない子は脱落してしまうかもしれません。

また、教科書通りの進み方ではありません。

そのため、習ったものを探して取り組もうと思うと大変です。

どうせ3学期には習ったことがそろうのだから、先取りしてしまおうくらいの気持ちで取り組むのがおすすめです。

国語の力がグングン伸びる1分間速音読ドリル

『声に出して読みたい日本語』で有名な教育学者の斎藤孝先生の作成した音読ドリルです。

普通の音読ドリルではなく、毎朝1分間高速音読することで脳は活性化し、頭の回転が速くなるというシリーズです。

小学生用ですが、小学校5年生から中学2年生の教科書の内容を収録しています。

1分間の制限時間の中で、できるだけ口を早く動かして読みます。

口を動かして読むという体験が集中力、注意力、記憶力の向上につながるだけではなく、名著の文章を読むことによって語彙や言い回しなどの言語力の基礎となる部分が育ちます。

1分程度なので気軽に取り組め、どんな忙しいときでもできるということと、1分を争うスリルのおかげで飽きやすい小学生も継続して取り組むことができるという利点があります。

現代文だけではなく、詩歌、古典、漢文なども収録されているため、小さいうちからたくさんの良い文章に楽しみながら触れることができます。

見開きの2ページを1分で読むメソッドなのですが、とても最初は1分では読めません。もちろん早くも読めません。

タイムを計測する枠は10枠用意されているので、どんどん早く読めるようになっていくのが実感できるとお子さんも楽しいようです。

陰山メソッド徹底反復 新・書き順プリント

小学校1,2,3年生向けと4,5,6年生向けがそれぞれ1冊にまとまっています。

昔懐かしい感じのプリントで、余分なものは何もありません。

イラストもなければ例文等もなく(熟語はあります)、ひたすら書くことに集中できる作りになっています。

マスも大きく、書きやすい紙質でひたすら書く練習ができます。

なぞり書きの部分もありますので、「書き方」のように字もきれいになります。

書き順は軽視されがちですが、漢字検定を受けるときや中学受験をするときなど、漢字の書き順は大いに使う場所があります。

また、正しい書き順をしたほうが漢字や習字はきれいにかけるというメリットもあります。

1年生~3年生、4年生~6年生に習う漢字はそれぞれ1冊になっていますが、教科書に出てくる順番ではありません。

読み方から探して練習しなければならないので、その点をちょっと面倒に感じる方はいらっしゃるかもしれません。

1つ前の学年の復習用に使うとよいかと思います。

中学入試 でる順過去問 漢字 合格への2606問

国語には、読解力を問う問題と、単なる知識を問う問題を解く力が必要とされます。

このシリーズには、『ことわざ・語句・文法 合格への1190問』もありますが、両方ともきちんと小学校総合の力相当の(中学でも通用する)知識をつけてくれます。

特に中学受験を考えているお子さんにおすすめなのですが、この問題集には学年の縛りがありません。

さまざまな学年で習う内容がランダムに出てくるので、学年別のものを買う必要はなく、これ1冊で大丈夫です。

もちろん、中学入試を目標として作られている問題集なので普通のドリルよりも難しくできています。

ですが、単なる知識の問題集は繰り返せば繰り返すだけできるところが増えていきます。

その伸び方を自分で実感できるのもこの問題集の良いところです。

漢字の練習は毎日やる必要はなく、特に試験前2~3か月前から練習していく子が多いものです。

これだけやれば大丈夫!と目に見える量が提示されるのでやる気も持続しやすいようです。

ことわざ・語句・文法に関しても同じことが言えます。

読解力をつけよう!

論理エンジン-読かい・作文トレーニング

大学受験の現代文カリスマ講師、出口 汪さんによる読解力を伸ばすためのドリルです。

読解力というのは、ただ本を読んでいるだけでは身に付きません。

読書をたくさんする子供だからと言って読解力が付くわけではありません。

読解力はどのように文章を読むか、解読するかというテクニックが必要だからです。

そしてそれは一朝一夕では身に付きません。

読解力を小さいころから鍛えるという意味で、他の参考書には見ることができない特性があると私は思っているのですが、小さいころから読解力を鍛えていきたいと思う子には特におすすめです。

論理的に物事を考える癖がつくので、分かりやすい文章や作文も書けるようになると思います。

読解力はすべての学力の基礎です。

読解力がないと国語だけでなく、算数の文章題も読み取ることが難しくなります。

ただし、漢字等は先取りしているのか、1年生の問題集でも1年生では習わない漢字が使われていたりすることはありますが、問題のレベルが難しすぎないため無理なく類推して漢字を読めるようにもなります。

類推の能力は小さいころに育てておきたいものなので、「能力の先取り」をさせたい方にはぴったりの問題集だと思います。

子どものための論理トレーニング・プリント

作文を書くには論理力が必要です。

論理力は毎日取り組むことでつくものでもありませんし、長い時間かけて少しずつ定着させていく必要があります。

まず絵に物語を付けていくことから始めたりと取り組みやすい課題から始まり、課題もひとつひとつ身近なものが多いので、親しみやすく取り組めると好評です。

作文力は大人になるまで使えるものですが、なかなか学校の授業だけでは身につくものではありません。

書くことが好きな子ならば、書いていく中で徐々に身についていくものですが、特に書くことと親しみがない子はいつまでも文章力がつかないまま大きくなってしまうことはよくあることです。

文章力は文章を読んだ量に比例するものではなく、論理的に物事を考える力に比例するものです。

語彙力をつけることももちろんですが、人にわかりやすく説明するためには練習が必要です。

このトレーニングプリントは初歩の初歩から教えてくれるので、自分で教えられない保護者の方にはうってつけかと思われます。

注意なのですが、プリントの形状を想像していると「本」がやってきます。

また、答えも外れないので付箋等を貼っておかないとひとつひとつ答え合わせをするときに大変面倒です。

教科書ぴったりテスト・小学教科書ワーク

教科書に完全準拠した内容です。「教科書ワーク」と言われるものです。

学校の教科書の内容に即しているので、学校のテスト対策に完全対応します。

中学受験をのちのち考える予定のお子さんだと、学校のテストは軽視しがちです。

ですが、学校のテストはもっと難しいことに挑戦しているお子さんにも意味があります。

それは、「自分はできる」というセルフイメージを作るということに尽きます。

小学校では、学校のテストで100点を取ると名前を読み上げられたりします。

小さいうちに「自分は頭が良いのだ、勉強ができるのだ」と思うことはのちのち勉強が分からなくなった時に「自分はできるんだ!」と思いなおすための土台になります。

小学校の学校のテストがいくらできても、中学受験に役立つなどはないように感じています。

ですが、だから小学校のテストで全然点数が取れなくていいのか、惜しい点数ばかりでいいのかというと、それもまた違います。

90点、80点で「ま、いいか」と思ってしまうメンタルよりも、100点でないと何だかおさまりが悪いメンタル。

これを育てることができれば、後々のお子さんの学習態度に必ず反映されていきます。

1ランク上の読解力

ここからは、中学受験を考えている人のために役立つ、普通よりも1ランク上の読解力や問題に対する解答力を高められると思われる問題集を選びました。

Z会グレードアップ問題集 国語 読解

※各学年あります

文章は長めですが、問題の数は少なく、質の高い良問です。

長い文章、難解な文章を読みなれるということが読解力を育てる最初の一歩になります。

中学受験を視野に入れて作られている問題集なので、中学受験を想定していない子には少々困難かもしれません。

国語ができない子、波がある子は「読解力のない子」です。

題材によって波があるのは本当の読解力ではありません。

本物の読解力は、どんな文章でも、どんなテーマだとしても正解にたどり着ける力のことです。

感覚に頼って進めていると読解力は育ちません。

「感覚読み」では身につかない読解力を育ててくれる問題集です。

問題を解くためのポイントや、お子さんの興味関心が広がるコラムなども掲載されています。

Z会の問題にありがちなのが、難しくて保護者の方が解説や説明ができないということ。

これを防ぐために、解説は大変丁寧になっていて、まさに読めばわかる方式になっています。

この問題集は中学受験用の問題集ですが、学校の授業が物足りないお子さんや、中学受験をする予定はないけれども、高校受験の際に有名進学校を受けたいというお子さんは準備のために取り組んでおくのがおすすめです。

読解力はどれだけたくさん本を読んだかで身につくものではありません。

どれだけたくさんの文章を理解したかで身につくものです。

ただ読んでいることは文章を理解することになりません。

それはただ文章を楽しんでいるだけだからです。

読書は語彙を増やし、想像力を鍛えます。

大変意味のあるものですが、イコール読解力には結びつかず、読解力がない状態で中学生になると、出てくる問題文のタイプによって点数に波がある(出来不出来に差が出る)という結果になってしまいます。

そうならないために、国語好きな子だからこそ小学生のうちに読解力を鍛えておくのがおすすめなのです。

啓明舎が紡ぐ小学国語 読解の基礎 3年~5年向け

この本はほかのドリルとは少し毛色が違います。

国語の問題の中で特に「書かせる問題」に的を絞った問題集だということができるのではないでしょうか。

設問に対して答えても、正しく答えたと思ったのに×が付くことは珍しくありません。

なんでこれが×なのか、どうして友達のは〇だったのか…というもやもやが積もると、理解できないものとして国語を嫌いになってしまいがちです。

このドリルは「どうして×なのか、どうしたら〇の解答になるのか」ということを教えてくれます。

解答技術を学ぶためのドリルといってもよいと思います。

解答には方程式があります。

ですがそれは小学校レベルでは絶対に学校で教えることはないでしょう。

ですが、中学受験では方程式を満足させる回答でないと減点されるのが事実です。

最初は短い文章から始まりますので、取り組みやすいと思います。

題材は豊富で、やわらかい文章から硬めの文章までさまざまなジャンルの文章に触れることができます。

ノートはいらない書き込み式なので、どこが間違えたかをお子さんと一緒に見直すことができます。

進学塾へ通っていないお子さんにも塾で習うのとほぼ同じテクニックを身に着けられる問題集として知られています。

中学入試を制する国語の「読みテク」トレーニング

『説明文・論説文』『物語文』『随筆文』の3冊があります。弱いところを重点的に使うとよいと思います。

国語の問題を解くのには決まりごとがあります。

その決まりごとを深く掘りさげて教えてくれるので、具体的な問題の解き方を実地で身に着けることができます。

ドリルの1冊は30回分なので、毎日やれば1か月で終わります。

中学受験に合格できる読解力を目標として組み立てられているので、解説も丁寧で分かりやすくまとまっています。

この問題集の著者は、第一志望校合格率95%を誇るカリスマ塾講師です。

国語の問題集はどう使う?

国語の問題集はどう使ったら一番効果的でしょうか?

さまざまなやり方があると思いますが、私のお勧めは「直接書き込む」です。

答えも直接書き込むことはもちろんですが、解説を読みながらキーワードに丸を付けたり、接続詞を囲んだり、指示語はここの文章のことを表している、という矢印を書いたりなどどんどん書き込んで理解していくのがおすすめです。

問題集を汚したくない、という方もいらっしゃいますが、算数や社会のようなものと違い、国語の文章とは一期一会だと思っています。

同じ国語の問題を何回も解くという勉強法はありません。なぜなら、覚えてしまうからです。

答えのポイントを覚えてしまうことは、「勘に頼る」という姿勢を招いてしまいがちなのです。

一つ一つの文章を徹底的に分解し、仕組みを理解し、解き方や考え方を理解してさようなら、次!とどんどん消化していったほうが総合的に読解力はつくと思います。

1つの文章をとことんまで味わい尽くして、その数を増やしていきましょう。

良質な文章に触れること、語彙を増やしていくことにもつながります。

漢字の問題集に関しても、書き込みがおすすめです。

書くことを主眼に入れるので、書きやすく触って気持ちの良い紙を使っている問題集がおすすめです。

国語は方程式があり、その方程式を身につければ、小学校6年生で大学入試のセンター試験の問題をすいすい解くことも可能です。

国語が楽しい世界へ、ぜひいらしてください。

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