1. ホーム
  2. 勉強の悩み(親向け)
  3. ≫テストの点数が悪かったとき、親はどうするのがベストか?

テストの点数が悪かったとき、親はどうするのがベストか?

テストの点数が悪かったとき、親もがっかりしてしまいますよね。

そのとき、どうお子さんに反応したらよいでしょうか?

絶対してはいけないこと

絶対してはいけないのは、叱ることです。叱る気持ちもわかります。心配ですよね!

勉強しなさい、と普段言ってらっしゃるとしたら、「私は言ったのに!」という怒りもわいてくるかもしれません。

ですが、ここで叱るとこういうことがおきます。

第1段階:点数の悪いときは親に言わなくなる

良い点数の時は親に言いますが、悪い点数の時は親に言わなくなります。

するとどういうことが起きるでしょうか。

テストの点数の本当のところを言われなくなるので、親御さんはお子さんのことを「悪い点数を取ってこない子」と思います。

それが嘘だったということが発覚するのは、通知表を見せられた時です。

お子さんのテストの点が悪いといって叱ることは、お子さんに点数を隠させ、親御さんには「隠された」「嘘をつかれた」というショックを与えることになってしまいます。

これに加えて、「実は成績が悪かった」というショックも加わります。

第2段階:すべてを親に見せなくなる

通知表が返ってくれば、今まで見せなかった嘘が全部ばれてしまう。

これはお子さんにもたやすくわかることです。

すると、今度は通知表を親御さんに見せなくなります。

「今日は返されなかった」「間違いがあったから先生に返してきた」というような嘘から、「見せないって言ってるだろ!」と「キレる」行為までさまざまです。

ひどいケースになると、通知表を捨てたことがあるという子の話も聞いたことがあります。

そこまでお子さんを追い詰めてはいけません。

点数が悪いと叱って点数が上がったということは聞いたことがありません。

それよりも、おすすめしたい「子供を伸ばすコツ」があります。

それは「客観的に考えさせる」ということです。

一喜一憂から離れましょう

お子さんに大人のような考え方はできません。

点数が上がった、下がったで親御さんが一喜一憂していると、上がれば喜ばせられる、下がればかなしませるということだけ学習してしまいます。

でも、点数を取るためにお子さんに勉強をさせているのでしょうか?

将来の役に立つと思うから勉強してほしい、点数を取ってほしいのではありませんか?

でしたら、目の前の点数ではなくて、その子のゴールのことを考えるべきです。

ゴールと言っても、遠いものではありません。節目のゴールです。

たとえば、高校入試。たとえば大学入試。

私は、私立文系大学を受けたいといっているお子さんに、生物の点数の悪さを叱っている保護者の方に会ったことがあります。

高校には、指定校推薦という制度があります。

良い内申点を取っていると、一般受験免除で大学に合格する制度です。

その制度を使うのかと思って親御さんに聞いたところ、そのお子さんの行きたい大学には指定校推薦はないとのこと。

では、そのお子さんは何のために生物の点数が悪くて叱られているのでしょう。

目の前の点数を見つめすぎると、こういうことが起きてしまいます。

一喜一憂から離れたうえで、お子さんにもメリットのある客観性を身につけましょう。

客観性のあるコメントとは?

客観性のあるコメントとは、何でこのような点になってしまったかをお子さんにちゃんと考えさせるためのコメントです。

「なんでこういう点数になってしまったと思う?」

だいたいのお子さんは「勉強しなかったから」と答えます。そこで、さらにこう聞いてください。

「だって、授業を受けているじゃない。勉強はちゃんとしているでしょう?」

すると、お子さんはここで初めて考えます。

授業は確かに受けてるのに、なぜ点数が伸びなかったのかな?と。

この質問は、怒りを込めて言ってはいけません。怒りはお子さんに絶対に伝わります。

「同じように授業を受けているはずなのに不思議だね」と共感するような気持で言ってみてください。

「前のテストと何か違ったところがあったの?」

ここで初めて、「次に生かせる答え」が出てきます。

「あんまり家で勉強しなかったからかな…」
「取り掛かるのが遅かったからかな…」
「授業で実はよくわからなかったんだよね…そのままにしちゃった…」

ここまでお子さんが考えてくれるなら、もう解決法は目の前です。

「家の勉強時間を増やせば点数上がるかな?」
「取り掛かるのをもっと前にしたら点数が上がるかな?」
「授業でわからないところがあるの?どのへん?」

悪い点数を取ってしまったということは、お子さん自身が一番よくわかっています。

そのことを責められてしまうと、思考回路は閉じてしまいます。

どうして勉強ができなかったかの原因を探る前に、怒られないという目的のほうに焦点を合わせてしまうのです。

親御さんがお子さんを叱るのは、その底に「心配」がある、と私は考えています。

心配のあまり怒ってしまう、声を荒げてしまうのです。

ですが、心配の先に「点数が取れるようになる」という未来はありません。

お子さんに必要なものは「心配」ではなくて、「原因と解決」だからです。

原因をお子さんが理解して、その解決方法を理解すること。

それが、このあと勉強ができるようになる一番の方法だと思いませんか?

点数が悪かったから叱る、というのは、かけっこで足が遅かったら叱る、ということです。

叱っても足は速くなりません。

気合で少しスタートダッシュが早くなったりすることはあるかもしれませんが、早くなるどころか走ることそのものが嫌いになってしまうことでしょう。

これと同じで、点数が悪くなったから叱ることは、お子さんに勉強を嫌いにならせていることと一緒です。

それは大変もったいないです。親御さんの気持ちとしては逆のはずなのに。

できたら勉強が好きになって、毎日言われなくても勉強し、「勉強楽しい!」と言ってほしいですよね。

でも、子どもの勉強なんて見ていられない、という人へ

こういうと、必ず次のような言葉が返ってきます。

「でも、わからないところがあるって言われたらどうしたらいいんですか?私にはもう中学生の勉強を教えることはできないです」

なんで自分で教えようとするんですか?

家ですべての保護者が勉強を教えることができるなら、学校はいりません。

わからないことを質問することができるのは、社会で必要なスキルです。

勉強でわからないことがあり、そのために先生に質問するチャンスがあるということは、社会人になった時に必要なスキルをゲットするチャンスがあるということです。

わからないことは先生に質問させればよいのです。

質問の仕方をアドバイスしてあげてください。

わからないことを何でも親に説明してもらえると思ってるお子さんより、わからないことは自分で聞きまくって何とかする!というお子さんのほうがたくましいですよ。

お子さんの点数が下がった時は、いろいろ考えさせるチャンスだと思って問いかけてみてくださいね。

この記事が参考になりましたら、シェアをお願いします。