1. ホーム
  2. 中学受験
  3. ≫【中学受験】準備はいつから?低学年でやっておくこと。

【中学受験】準備はいつから?低学年でやっておくこと。

塾などを調べると、中学受験のコースは早いところでは小学校3年生の2月から始まります。

塾の新学期は2月なので、小学校3年生の2月というのは小学校4年生になる少し前です。

それでは、小学校3年生の2月までは何もしなくていいのでしょうか?

もし中学受験をしたいと思っているのなら、小学校3年生までは「土台を育てる時期」になります。

何もしなくていいわけでは、決してないのです。

低学年のうちはキャパシティを広げよう

低学年のうちから机に縛り付けて勉強させるのは得策ではありません。

低学年のうちに親がしなければならないのは、この後たくさんの知識が入るための頭の中の箱をできるだけ広げておくこと。

それにはたくさんの刺激を受け止められる柔軟な頭が必要なのです。

柔軟な頭を作ることは、五感を育てておくことに尽きます。

手足を使って遊び、たくさんの刺激を色々な場所で受けることによって、お子さんの感受性は高まります。

また、自分の慣れ親しんだ場所や人の間だけでなく、完全に知らない場所、知らないところでちゃんとやっていける度胸を付けることも大事です。

決まった人や場所だけでなく、知らない人、知らない場所で1人でやっていける人間力も身に着けたいものです。

そのためには、

  • 手や足を動かす力(身体能力)
  • きちんと筋道立てて話せる力(会話力)
  • 知らない人と話ができる力(コミュニケーション能力)

を育てておくことが大切なのです。

手や足を動かす力(身体能力)

勉強に身体能力は関係あるの?と思われるかもしれませんが、身体能力はお子さんの持つ能力を伸ばします。

自分の体が自分の思う通りに動くという体験は、お子さんの自信を育てます。

そのため、運動体験も様々なジャンルでやってみたほうが良いでしょう。

高学年から受験勉強を始めるとしたら、お子さんにも息抜きが必要です。それには運動が最適です。

その息抜きを探す目的も含め、たくさんのスポーツをやってみてください。

サッカーや野球のようにボールを使う球技をはじめ、自分の体だけを使う柔道や空手のようなもの、テニスや卓球のようにラケットを使うもの、ボルダリングのように全身を腕の力だけで持ち上げるものなど、スポーツと一言で言っても色々あります。

チームスポーツは仲間と協力する力を育ててくれますし、ラケットなどを扱うものは体の延長線上にあるものを使う感覚を育ててくれます。

体一つで行うスポーツは自分の体が思い通りに操れる万能感を与えてくれるでしょう。

スポーツは単なる体力増強のためにやるものではなく、有酸素運動をすることによって心肺能力は高まり、脳に酸素を送り込むことは聡明な脳を作ります。自分に自信も付けられます。

受験勉強が始まってしまうと、ゆっくりスポーツに取り組んでいく時間も無くなります。

ぜひ低学年のうちにやっておきましょう。

きちんと筋道立てて話せる力(会話力)

これは家でしか作れない能力です。親子の会話を充実させましょう。

テレビをつけて食事なんてもってのほかです。

テレビをつけてでも会話はできる、というかもしれませんが、会話に集中することはできません。

会話は丁寧にしましょう。お子さんの言うことが主語が抜けていたり説明不足だったりしたら言いなおさせましょう。

わかりやすく話をする能力は普段の会話の中でしか作れません。

コツは、助詞を使うこと。

「何したい?」ではなく、「何がしたい?」、「どうしたの?」ではなく、「今日は何があったの?」というきちんとした文章で話すことです。

もちろん、お子さんにも求めてください。

1,2年生のうちにこれを求めるのはちょっと無理な場合もありますので、小学校3年生くらいになったらにしましょう。

学校であったことはなるべく話させましょう。まず、話を聞いてあげることです。

たくさん話を聞いてあげて、お子さんを話好きにすること。

それがまず会話力の第一歩です。否定せず、肯定的に聞いてあげましょう。

共通の話題を持つために、お子さんの読んでいる本や漫画などを読んでみるのも一つのやり方です。

どこがおもしろいのか、どの登場人物が好きかなどということはお子さんに「話すって面白い」ということを教えてくれると思います。

知らない人と話ができる力(コミュニケーション能力)

知らない人と話ができる能力もぜひ備えておいてほしいものです。

忘れ物をしない子よりも、借りる、先生に事前申告して打開案を相談できるなど忘れ物をしてもなんとかできる子のほうが社会偏差値は高いといわれます。

それは「要領がいい」という言葉で良くあらわされる能力です。

要領の良さは誉め言葉として使われないこともありますが、要領がよくないと勉強においても無駄足ばかり踏んでしまったり時間ばかり必要ないところに費やしてしまうなどの無駄が生まれます。

コミュニケーション能力を育てるため、わざと違う自治体のイベントに参加していた人を知っています。

お子さんと一緒に最初は参加し、3年生になったら1人で行かせるという試みをして、知らない人とその時間をうまく過ごすというコツをお子さんにつかませようとしていました。

この結果、お子さんについたのはアウェイな状態でも緊張しにくいという度胸でした。

受験会場では、周りを知らない子たちに囲まれます。

その中で彼は試験開始直後に筆箱をひっくり返してしまうというアクシデントに出会いましたが、落ち着いて試験監督に収集を頼むことができ、そのまま下手な緊張をせずに最後まで試験に取り組むことができました。

舞台度胸を付けるという意味でも、知らない人と話ができる力、知らない人に囲まれても平静を保てる力は小さいころにつけておきたいものです。

小学校3年生の2月に始めないと遅い?

塾で受験が始まるのは小学校3年生の2月ですが、ここで始めないと遅いというわけではありません。

ただ、塾は2月からが新学期なので、途中で入るとコミュニティが出来上がっている中に入るところから始めないといけないので、小学校3年生の2月でなければ小学校4年生の2月から始めるとよいのではないでしょうか。

受験する中学校のレベルにもよりますが、小学校5年生の2月から始めて難関校に受かるというのは若干困難かと思います。

中堅校の中学受験なら小学校5年生の2月からでも間に合います。

神経系統が発達するゴールデンエイジは小学校年代に1度しか来ません。

この時期、勉強よりもさまざまな体験で神経に働きかけておいたほうが、のちのちの「伸びしろ」を育てます。

勉強の習慣を育てておくのは大切なことですが、勉強ばかりになってもいけません。

様々な体験を通して、お子さんの伸びしろをちゃんと育てておきましょう。

この記事が参考になりましたら、シェアをお願いします。