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中学受験は親が勉強を見るほうが良い?親の関わり方について

中学受験は親と子の共同作業です。

よく聞かれるのが、「家で勉強は見た方がいいのか」「どの程度見た方がいいのか」という質問です。

そもそも勉強を見るとはどういうことか?から解説します。

ここでは、小学校で習った内容がそのまま出てくる中堅以下の中学校ではなく、応用問題ばかりが出てくる中堅以上の中学校を受験する方を対象にお話ししています。

見てはいけない勉強がある?

これをやるとお子さんが中学受験を失敗しやすくなる、という「勉強を見る」があります。

そもそも、勉強を見るということには2通りあります。

1つ目は、「勉強をしている姿を見る」こと。

もう1つは、「どんな勉強をしているのかを見る」ことです。

1つ目の「勉強をしている姿を見る」ならよいでしょう。いわゆる「見守り」です。

中学受験の際には、「どんな勉強をしているのかを見る」のは意味がありません。むしろ危険です。

「どんな勉強をしているのか見る」のはもちろん、「解き方に口を出す」「教える」は絶対NGと心得た方が良いのです。

だけど、保護者の方が中学受験専門の塾の講師の方なら、勉強を教えることは何ら問題ありません。

ここで言いたいのは、「中学受験をしたことがない保護者の方、中学受験に特化した知識をお持ちでない保護者の方はお子さんの勉強している内容を見るべきではない」ということです。

どうして子供に勉強を教えちゃいけないの?

中学受験の内容は、算数以外は一般の大人が持っている知識で解けます。

そのため、勉強の内容を見てしまうと、なぜこれができないのか、こうしたらできるのに、と口を出したくなってしまいます。

お子さんが「できない」場合はなおさらです。

これはとてもよくないことです。

一見、大人が知っているから解法までの近道を知っているように思えますが、中学受験の問題の解法は高校受験の問題の解法と違います。

特に難関校を目指す場合は要注意です。

難関校の受験問題は小学校で習う知識が出てくるわけではありません。

小学校で習う知識を「使って」どこまで発展した問題が解けるかという問題です。

ざっくりいうと、XとYを使わずに一次関数の問題を解け、と言われているようなものです。

特に中学受験に特化した勉強をした方でなければ、この解き方をすんなりと教えられません。

親が中学受験の問題を教えることは、塾で習った解法を否定してしまったり、それを覚えるのすらいっぱいなお子さんの頭に余分なものを詰め込むことになるのです。

お子さんが今問題ができないのは、その解法を自分のものにしている途中だからなのです。

それを壊してはなりません。

だったら何を「見る」?

お子さんが勉強している姿を見ましょう。

中学受験のサポートで親がしなくてはならないのは、「モチベーションを落とさない」「勉強のペースメーカーになる」ということです。

勉強のペースメーカーとは、何をどこまでやったのか、宿題はやったのかという学習ペースの管理のことです。

ペースメーカーになること自体も子供の自立心を奪う、という教育者の方もいらっしゃいます。

ですが、ペースメーカーになってやらないとオーバーワークする子もいます。

「やりなさい!」というペースメーカーではなく、「今日はどこまでやったの?」というペースメーカーなら、お子さんの自立心を損ないません。

ぜひ「見守る」姿勢を崩さないようにしてください。

子供に「これがわからないんだけど教えて」と言われたら?

教えず、一緒に解きましょう。

もし答えがついている問題集なら、答えを見ながら解法の通りに解いてみることが大切です。

もし答えのついていない問題集なら、お子さんと一緒に塾の授業で解いたノートを見てみましょう。

きっと類似問題があります。類似問題を解いた解き方で、当てはめて一緒にやってみてください。

あるいは、お子さんに「どう考えたの?」と聞いてみることもおすすめです。

お子さんは自分の言葉で説明しているうちにふいに「わかった!」となることがあります。

もやもやしていることを言葉にすることによって、お子さん自身も整理されることがあります。

難関校の場合、特に算数では聞かれてすぐに答えられる問題はほぼないと思います(あくまで、保護者の方が普通の方だったら、という前提ですが)。

「なんでわからないの?授業をちゃんと聞いてらっしゃいよ」的なことは言わず、ぐっとこらえて一緒にやってみてください。

親のサポートってどんなもの?

社会の時事問題をカバーするために、お子さんがお風呂に入っているドアの向こうで新聞のダイジェストを音読していたお母さんがいます。

これは、やりすぎという方もいらっしゃるかもしれませんが、親と子が話し合って決めた方法でした。

睡眠時間を削りすぎるのは心配、というお母さんと、でも新聞読む時間を取りたいの、という娘さんは話し合って、お風呂の時間を時事問題を勉強する時間に当てたのです。

このように、保護者の方とお子さんが対等な関係で話し合って決めたサポートなら、どのような形でもよいサポートだと私は思います。

中学受験を成功させた方が口々に言うことが、「親と子のきずなが深まった」ということです。

「中学受験は文字通り、2人で超えたいい経験だった」と。

そういう方々は、多かれ少なかれこのような良い協調をしています。

中学受験をするお子さんの保護者の方のやることは、中学受験をしないお子さんの保護者の方から見ると「超過保護」なことばかりです。

逆に、中学受験の先輩保護者から見ると「やらなすぎ」かもしれません。

ですが、人のいうことを信じる必要は全然ありません。それで揺れてしまうのが一番悪影響です。

中学受験はお子さんとのコミュニケーションを深めるチャンスです。

なので、これなら絶対失敗しない!という方法はありません。

お子さんのやりたいことを聞き、親のしてほしいこともいい、決して怒らずに言い分を聞いて妥協点を探していくことで、きっとあなたのおうちだけの「良い方法」が見つかります。

夜食は必要?

必要ありません。これもよく聞かれる質問ですが、夜食はあまりおすすめしたくありません。

夜寝る前に物を食べると、寝ているあいだじゅう消化器が動いていることになります。

これは疲労の原因になり、朝起きられないことにつながっていきます。

また、夜寝る前に食べてしまうことで、朝はおなかがすいていないという状態が起きます。

育ち盛りでも十分起きうることです。すると、朝ご飯をたくさん食べることができません。

朝ご飯をしっかり食べない状態で学校へ行くことは、午前中にガス欠を起こしてしまう原因になります。

ガス欠とは、文字通りエネルギーが切れてしまう状態のことです。

がんばれなくなりますし、授業に対するやる気も失います。お子さんの場合は対人にも影響します。

機嫌が悪くなってしまうので、そこから生まれる友達関係のトラブルに発展することもあります。

ガス欠でうとうとしてしまったことでも、中学受験のつらさを知らないクラスメイトからは「あいつは学校の授業は馬鹿にしてるから寝てるんだ」と言われてしまう例も実際にあります。

子供時代にはあまり想像力がありませんので、人がどのような努力を見えないところでしているかということはわかりません。

おなかがすいたまま寝るのはかわいそうという気持ちはわかります。

ですので、どうしても夜食を出したいときはホットミルクなど、消化が良く、おなかにたまりにくいものにしましょう。

牛乳にアレルギーがあるお子さんには葛湯がおすすめです。

どちらも胃腸に負担をかけずに、明日の朝ご飯にも影響しにくい優れものです。

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